WEB3.0で稼ぐという話を耳にしたことはあるのではないでしょうか?今回はWEB3.0で稼ぐ方法について解説していきたいと思います。
本ブログはWEB3.0業界のデータサイエンティストの活躍をメインテーマにあげていますが、学習の過程で稼ぐことも視野に情報をまとめていこうと思います。
筆者はデータサイエンティストとして長年働いていますが、今後のデータサイエンティストの活躍の場として「WEB3.0」に注目しています。
WEB3.0を学ぶなら、学びながら稼ぐことを強くおすすめします。
WEB3.0は今後拡大する市場で、まだ参入している人も多くありません。データサイエンティストであればなおさらです。そのため、早期に参入することで大きく稼げる可能性は高まります。
今回はWEB3.0を学習していく過程でメリットとなる、WEB3.0で稼ぐ方法について解説していきたいと思います。
結論は「早期に参入して、先行者のメリットを享受しよう」です。
では、本題に移ります。
WEB3.0とは?
WEB3.0とは分散化されたネットワークが特徴である、次世代のネットワークです。今後、我々の生活を大きく変える可能性があり、期待されている領域です。
従来のネットワーク(WEB2.0)との違いはネットワークが「分散」されていることが大きな違いと言えます。
従来のネットワークではGAFAMなどの大型企業の中央集権型のサービスが中心であり、そのプラットフォーム上でSNSや情報発信活動を行ってきました。
そのため、プラットフォーマーには多くの個人情報が集まり、その個人情報を売買してビジネスを行っているのが現状です。
このような状況に対して、WEB3.0ではブロックチェーン技術を活用して、ネットワークを分散して非中央集権型のネットワークを構築することで個人のプライバシーの担保や効率的な取引を実現できます。
詳しくは下記で解説しているので、ぜひご覧ください。
WEB3.0で稼ぐSTEP
WEB3.0では後ほど詳しく解説しますが、様々な方法で稼ぐことができます。しかし、共通して必要となるものは決まっているので、先んじて解説します。
WEB3.0で稼ぐために必要なSTEPは下記です。
- 暗号通貨取引所に登録する
- ウォレット(metamask)をインストールする
- ウォレット(metamask)に暗号通貨を入金する
- ウォレット(metamask)を各サービスと連携する
詳しく解説していきます。
①暗号通貨取引所に登録する
まずは暗号通貨取引所に登録することが必要になります。
WEB3.0で稼ぐには円やドルなどの法定通貨ではなく、BTC・ETH・USDTなどの暗号通貨が必要になります。
そのため、暗号通貨を保有するためには暗号通貨取引所に登録する必要があります。
暗号通貨取引所では、円やドルの法定通貨をその時のレートで暗号通貨に交換(両替)することができます。
この暗号通貨取引所の運営は国内では金融庁の認可が必要であり、限られたサービスでしか交換はできません。
日本の取引所としては下記の取引所が主要な暗号通貨取引所です。
- CoinCheck
- bitFlyer
- GMOコイン
- DMM Bitcoin
まずは暗号通貨を入手するために、国内取引所に登録して、日本円を暗号通貨にできる状態にしましょう。
➁ウォレット(metamask)をインストールする
次にウォレット(metamask)をインストールしましょう。
ウォレットとはその名の通り、暗号通貨を入れる「財布」の役割をします。ウォレットはWEB3.0で稼ぐには必須となるツールです。
ウォレットのサービスはmetamask一択です。日本語対応もなされており、厳重なセキュリティ対策もなされているので、安心して利用することができます。
スマホでも始められるため、手軽に作成することができますが、リカバリーフレーズという秘匿性高く保管しなければいけない情報もあるので、注意が必要です。
➂ウォレット(metamask)に暗号通貨を入金する
ウォレットをインストールしたら、ウォレットに暗号通貨を送金しましょう。
送金すべき暗号通貨はウォレットを④で接続する各サービスによって異なってきます。そのため、利用したいサービスがどの暗号通貨に対応しているかを事前に調べておくことが必要です。
④ウォレット(metamask)を各サービスと連携する
最後にウォレットを各サービスと連携して、サービスを利用・取引をします。どのようなサービスであっても、基本的には自身のウォレットを連携して、取引をすることが基本です。
metamaskを持っていて、暗号通貨の入金ができればあらゆるサービスの利用・連携ができます。
以上が、WEB3.0で稼ぐ前段のSTEPです。
今回は概要レベルで説明しましたが、また別途詳細な手続きについてもまとめていこうと思います。ここでは概要と全体像を掴んで頂ければと思います。
WEB3.0の稼ぎ方
WEB3.0の稼ぎ方は様々あります。ここでは代表的なものとデータサイエンティスト特有の稼ぐ方法についても紹介していきます。
WEB3.0で稼ぐ方法は下記のようなものがあります。
- 暗号通貨への投資
- Defiでの運用
- NFT投資
- NFTゲーム(Gamefi)
- メタバース
- アナリティクス(Flipside Crypto)
詳しく解説していきます。
暗号通貨への投資
暗号通貨への投資は最もシンプルな稼ぎ方です。暗号通貨自体の値上がりを期待して、暗号通貨を購入する方法です。
暗号通貨は大きな値動きがあり、一日で数十%の値動きがあることも珍しくありません。そのため、安いときに買って、高いときに売ることで価格の差分だけ利益を得ることができます。
この場合はCoincheck・BitFlyerなどの国内取引所の利用のみでも実施することができますが、扱っている暗号通貨の種類が少ないため、より多くの暗号通貨を購入したければ、Binance・Bybitなどの海外取引所を使う必要があります。
また、CoinMarketCapというサービスで世界中の暗号通貨の時価総額を確認できます。
暗号通貨への投資は最もシンプルで簡単にできる稼ぎ方ですが、初めの頃は基礎知識がないため値動きがなぜ起きたか理解することも難しいでしょう。
まずは、少額から始めることをおすすめします。
Defi運用で稼ぐ
Defiで暗号通貨を運用して稼ぐ方法です。
Defi(Decentralized Finance)は分散型金融を意味し、いままでのCefi(中央集権型金融)と比較して、効率の良い金融取引の仕組みとして注目されています。
主な特徴は下記などが挙げられます。
- 手数料が安い
- いつでも取引可能
- 利率が高い
- 暗号通貨暴落の資産損失リスクがある
Defiでは従来の金融取引のように、売買差益・レンディング(貸し借り)によって収益を得る方法や、Defi特有の仕組みである流動性マイニング・イールドファーミングなどといった方法があります。
Defiを行う際の主要なサービスはCompound(コンパウンド)・PancakeSwap(パンケーキスワップ)・Uniswap(ユニスワップ)などのサービスがあります。
Defiでは暗号通貨での資産運用ができるため、今後、暗号通貨の値上がりを期待するのであれば、いまの内から運用をしておくことで大きな利益を得られる可能性はあります。
NFT投資
NFTを売買して差額を収益にする方法です。
NFT(Non Fungible Token)は非代替性トークンと呼ばれ、デジタル資産の所有権を証明することができます。
所有権が証明できることで、デジタル資産をネット上で売買することができます。つまり、NFTというデジタル資産を安く購入して、高く売ることができ、売買差益を生み出せるということです。
NFTを売買できるオープンマーケットとして、主要なプラットフォームはOpenSeaやRaribleなどがあります。
NFTは安いものであれば、数百円から購入できます。また、過去の高額取引では数十億円で取引された実績もあり、まずは慣れるために少額からやってみることも選択肢としてあるでしょう。
NFTゲーム(Gamefi)
NFTゲームはGamefiとも呼ばれ、ゲームをしてゲーム内で得たアイテムやキャラクターを売買して稼ぐ方法です。Play-to-earn(プレイして稼ぐ)とも呼ばれます。
ゲームの世界では自身が育てたキャラクターはレアアイテムなど、他者がお金を出して欲しがる価値が付くことは想像しやすいでしょう。
その売買を可能にしているのが、Gamefiです。アイテムやキャラクターをNFTとして、所有権を証明することで唯一無二のデジタル資産として、他者に売買することができます。
これにより、ゲームをすることで収益が得られる仕組みです。
様々なNFTゲームが市場には出ていますが、主要なものとしてはsorareやSTEPNなどがあります。中には初期費用がかかるものもあるので、注意が必要です。
ゲーム感覚でWEB3.0領域に参加でき、稼げる可能性もあるため、遊び感覚で参入することができます。
メタバース
NFTゲームとやや似ていますが、メタバース上でNFTを売買して稼ぐことができます。
メタバースは仮想空間上でアバターを作成して、コミュニケーション・経済活動ができるサービスです。
Facebook社が会社名をmeta社に変更したこともあり、メタバースへ本格参入と騒がれ話題となりました。
メタバース上ではデジタル資産を売買することで稼ぐことができます。これもNFTの技術を用いています。
メタバースはその仮想空間自体に価値があり、仮想空間上の不動産までNFTとして売買することができます。そのため、土地を貸し出したり、イベントの運営をすることで収益を得ることも可能です。
このように、メタバースでは人が集まる場所として、広告価値があると判断されることもあり、今後大手企業の参入も期待できる点が特徴です。
メタバースの市場としては、The SandboxやClusterなどがあります。
まだまだ、普及には程遠い分野であり、今後メタバース上でイベント運営できる人材の需要が高まることも予想されます。
いまから、メタバース上で活動しておくことで将来的に利益を享受できる可能性もあるでしょう。
アナリティクス(MetricsDAO)
最後にデータサイエンティスト向けにアナリティクスで稼ぐ方法も紹介します。
WEB3.0業界では非中央集権型の仕組みで、取り組みに参加した人が利益を享受できる思想で形成されています。
例にもれず、分析結果を世界中に提供することで稼ぐことができる仕組みも存在します。
ここではMetricsDAOというプラットフォームを紹介します。
MetricsDAOはバウンティと呼ばれる報酬制度を提供しています。MetricsDAOが提供する課題に対して、分析結果を提供することで暗号通貨で報酬がもらえる仕組みです。
報酬がもらえる課題は「Analytics Challenges」というページで探すことができます。
分析に利用できるツールとしてはFlipside CryptoやDuneAnalyticsがあります。詳しくは下記をご覧ください。
⇒【WEB3.0分析の必須ツール】Flipside Cryptoとは?使い方・始め方を徹底解説!
⇒【WEB3.0分析 No.1ツール】DuneAnalyticsの使い方・始め方を徹底解説!
そのため、WEB3.0で分析をして稼ぐ、「Analytics-to-earn」と捉えることができ、WEB3.0のデータサイエンティストの稼ぎ方の一つです。
今後、WEB3.0業界のデータサイエンティストの需要は高まっていくことが予測されます。詳しくは下記をご覧ください。
⇒WEB3.0時代のデータサイエンティストの活躍とは?
今の内からWEB3.0のデータ分析に触れておくことは今後の波に乗れるチャンスが期待できます。興味のある方はぜひ一度やってみましょう。
WEB3.0で稼ぐメリット
ここからはWEB3.0で稼ぐメリットについて解説していきます。WEB3.0のメリットとしては下記のようなものがあります。
- 稼ぎやすい
- バブルが期待できる
- 成長産業を学習することができる
詳しく解説していきます。
稼ぎやすい
まずは稼ぎやすいということです。もちろん必ず稼げるという訳ではありません。
しかし、WEB3.0業界では成長産業であり、市場自体が伸びている状況です。そのような成長産業では業界にいる人の多くが市場成長のメリットを享受できます。
さらにまだまだ参入している人間が少なく、手つかずの市場が多く残っています。そのため、WEB3.0の知識を身に付け、早期に参入することで稼げる可能性は高いです。
もちろん、リスクもあるので、リスクもコントロールできる知識を身に付けることが重要です。
バブルが期待できる
二つ目はバブルが期待できることです。
現状まだWEB3.0は大きく発展しているとは言えません。しかし、多くの人間が注目していることは事実です。
そのため、なにかのきっかけで注目度が高騰することが考えられます。その際は市場に大きな資金が流入するため市場全体でバブルが起きるポテンシャルを大きく秘めています。
さらに、WEB3.0では暗号通貨という価値が上がる資産を誰しも保有できるため、保有しているだけでバブルのメリットを享受できる期待もあります。
成長産業を学習することができる
三つ目が成長産業を学習することができることです。これが最も重要です。
もちろん、バブルなどの短期的な収益を期待してWEB3.0業界に参入することも一つですが、自身のスキルとしてWEB3.0業界の知識を付けておくことがおすすめです。
WEB3.0業界の市場への参入障壁はやや高めです。それはブロックチェーン・暗号通貨・Defi・NFTなどの様々な知識が必要だからです。
だからこそ、早期に学んでおくことで他者に追随されにくくなります。
市場が盛り上がる前に、先行して知識・スキルを保有しておくことで中長期的に自身のキャリアを優位に進めることができます。
WEB3.0で稼ぐ過程で身に付けた知識・スキルこそ最大の資産となることが一番のメリットです。
WEB3.0で稼ぐデメリット
WEB3.0で稼ぐデメリットについては下記の2点が挙げられます。
- 参入障壁が高い
- 税金の計算が複雑
詳しく解説していきます。
参入障壁が高い
まずは参入障壁が高いことです。WEB3.0ではブロックチェーンや暗号資産など多くの知識を身に付ける必要があります。
また、市場として大きく立ち上がっていない市場であり、ようやく情報もネットやYouTubeに上がり始めているという状況です。
さらに、WEB3.0では情報のアップデートが早いという側面があります。次々と新たな情報が出てきて、学んだ知識が過去のものとなることも多々あります。
そのため、市場に参入するには学習すること・適切な情報収集をする環境を整えること、などさまざまな準備が必要です。
しかし、参入障壁が高いということは一度参入してしまえば、他者が参入できず大きなメリットになります。
必要な初期投資として考え、初期段階ではがんばることをおすすめします。
税金の計算が複雑
二つ目は税金の計算が複雑になることです。
WEB3.0で稼ぐには暗号通貨で稼ぐことになります。そのため、日本円にするタイミングでレートが変わったり、収益・損益のの計算が非常に複雑化します。
また、暗号通貨の市場はまだ日本の整備も検討段階であり、整備がされている状態ではありません。
そのため、税金の計算が複雑になることはデメリットと言えるでしょう。
最近ではCRYPTACT(クリプタクト)という暗号通貨のための税金管理ツールもサービス展開されているので、これらの補助ツールを使いながら管理していく必要があります。
WEB3.0で稼ぐ注意点
WEB3.0で稼ぐにはいくつかの注意点があります。
- ハイリスク・ハイリターン
- すべて自己責任
- 詐欺に注意
詳しく解説していきます。
ハイリスク・ハイリターン
一つ目はハイリスク・ハイリターンであることです。
暗号通貨は値動きが激しく、法定通貨と比較すると常識的ではない値動きをすることも珍しくありません。そのため、一般的にWEB3.0はハイリスク・ハイリターンと言われています。
大きな資産を流入して稼ごうとすると、場合によっては多大な損失につながる恐れはあります。
まだまだ新興の市場であり、一定のリスクがあることを理解した上でWEB3.0の領域に参入しましょう。
すべて自己責任
二つ目はすべて自己責任になるということです。
WEB3.0業界はまだ法整備が進んでいないこともあり、法によって守られることがない場合があります。
また、WEB3.0の思想上、個人情報の管理はすべてユーザーの責任です。そのため、ウォレットのリカバリーフレーズが流出して資産がなくなったとしても自己責任になります。
そのため、自身の情報管理やリスク管理は適切に行う必要があります。
詐欺に注意
三つ目は詐欺に注意ということです。
WEB3.0では情報が少ない、法的な整備がまだ道半ばということもあり、詐欺案件が多いという側面もあります。
暗号通貨のプロジェクトとして、資金を集めているが、中身はなにもないプロジェクトといったトリッキーな詐欺案件もあります。
そのため、信頼できる情報を集めて適切にリスク管理することが重要です。
よくある質問
ここではWEB3.0で稼ぐことに対するよくある質問に回答します。
Q.WEB3.0で稼ぐために必要な知識は?
A.WEB3.0で稼ぐには業界全体の知識と各サービスの知識が必要です。どのような構造で収益を得られるか理解を深めておくことが重要でしょう。
Q.WEB3.0で稼ぐのに特別な機器は必要?
A.WEB3.0で稼ぐのに特別な機器は必要ありません。一部、メタバースなどVR機器があった方がよい場合などはありますが、基本はPCとスマホがあれば、十分です。
Q.プログラミングの知識は必要?
A.特に必要ありません。アナリティクスで稼ぐなどの特別なケースを除き、プログラミングが必要となるシーンはありません。
Q.失敗したら借金が生まれる?
A.投じた金額がなくなることは最悪の場合あっても、それ以下にはなりません。適切な資産を使って稼ぐことをおすすめします。
【まとめ】早期に参入して先行者利益を得よう
今回はWEB3.0でどのように稼ぐかを解説してきました。
WEB3.0で稼ぐことは様々なメリットがあり、早期に参入することで稼ぐる可能性は大きく上がります。一方で情報が少ない、参入障壁が高いなどのデメリットもあります。
しかし、WEB3.0は今後拡大していく市場です。いまから行動して、知識を身に付けていくことで先行者として様々なメリットを得られるでしょう。
まずは、少しでもWEB3.0の業界に足を踏み入れて体験してみることが重要です。
共にWEB3.0を学んで、先駆者として将来輝く未来を目指しましょう。
今回は以上です。